関数の定義と呼び出し

Javaでは、関数という概念を用いて、複数の処理をまとめたり、同じ処理を繰り返すことなく再利用することができます。関数の定義と呼び出しについて、初心者向けに解説します。

  1. 関数の定義

関数を定義するには、以下のような構文を用います。

修飾子 返り値の型 関数名(引数の型 引数名) {
    // 処理
    return 返り値;
}

修飾子は、関数のアクセス制御を指定するキーワードで、public、private、protected、または何も指定しないことができます。返り値の型は、関数が処理を実行した結果として返す値の型を指定します。引数の型と引数名は、関数を呼び出す際に渡される値の型と変数名を指定します。

以下に、2つの引数を受け取って足し算を行い、その結果を返す関数の例を示します。

public int add(int a, int b) {
    int result = a + b;
    return result;
}

この関数では、int型の引数aとbを受け取り、足し算を行い、結果をint型で返します。

  1. 関数の呼び出し

関数を呼び出すには、以下のような構文を用います。

返り値の型 変数名 = 関数名(引数);

関数名の後ろに引数を渡すことで、関数を呼び出します。関数が返す値を変数に代入することもできます。

以下に、上記のadd関数を呼び出す例を示します。

int result = add(2, 3);
System.out.println(result); // 出力: 5

この例では、add関数に2と3を渡し、結果を変数resultに代入しています。結果として返される値は、5となります。

関数をうまく使うことで、同じ処理を繰り返すことなくコードを簡潔にすることができます。しかし、関数の引数や返り値の型を間違えるとコンパイルエラーが発生するため、注意が必要です。

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